◆国際親善試合 日本代表2―2パラグアイ代表(10日・パナソニックスタジアム吹田)

 サッカー日本代表(FIFAランク19位)が、パラグアイ代表(同37位)と対戦し、2―2で引き分けた。

 強烈なシュートでスタジアムをどよめかせた。

前半21分に先制されたが、5分後にFW小川航基がすぐさま同点弾を決めた。MF佐野海舟からのパスを受けると、シュートの体勢を整えて右足を一閃(いっせん)。ボールは相手GKの正面に行き防がれたが、ボールは高く上がり、そのまま後ろのネットに吸い込まれた。「いやー、正直入ったと思わなくて、自陣に帰ろうとしたら入ってた」と本人も驚きだったようだが「どんな形でもゴールにねじ込むことは意識していた」とうなずいた。

 劇的な同点弾を決めたFW上田綺世とともに、W杯最終予選で1トップを競い合った両FWが結果を残した。小川は「(上田は)クオリティーのある選手なので、いつも彼から動き出しの部分だったり学ばせてもらっている。でも、負ける気はない。自分が一番だと思って、これからもやっていければ」とポジション争いに闘志を燃やす。W杯本大会まで残り8か月。「まだまだ8か月あるので、しっかりとチーム力を上げて、個人としては毎試合毎試合得点できるように、日々に取り組んでいければ」と言葉に力を込めた。

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