◆国際親善試合 日本代表2―2パラグアイ代表(10日・パナソニックスタジアム吹田)
サッカー日本代表(FIFAランク19位)が、パラグアイ代表(同37位)と対戦し、2―2で引き分けた。日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長が試合後に報道陣の取材に応じ、児童ポルノ閲覧の疑いで7日に技術委員長の職を解任された影山雅永氏について言及した。
宮本会長は開口一番「まず、たくさんのサッカー関係者の方に、多大なるご心配、ご迷惑をおかけしていることをお詫びしたい」と謝罪。「起こったことは、サッカー界として絶対に許容できないもの。これまでも色々とコンプライアンス、ガバナンスのところをやってきましたが、もっとしっかりとそこに取り組んでいく。何を取り組むのか、何を改善するのかを、しっかりと話し合うようなグループを立ち上げる準備はしていきたい」と続けた。
宮本会長は影山氏と電話で話したといい「やはり、憔悴していました。申し訳ないという言葉でした」と会話の内容を説明。再発防止、コンプライスとガバナンスの強化を目的にしたワーキンググループを設置する方針も明かすと、後任の選定も「できるだけ早く」と話した。
影山氏は2日、チリで行われているU―20W杯視察に向かう際のパリ行きの機内で児童ポルノ閲覧の疑いで当局に拘束。その後有罪判決を受けた。