ブルワーズは11日(日本時間12日)にカブスと本拠地で地区シリーズ第5戦を戦う。2勝2敗で勝った方がドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ進出という大一番を前日に控えた10日(同11日)、マーフィー監督がリモート会見に出席した。

 第5戦の先発投手は「まだ決まっていない」と指揮官。「投手コーチたちと1時間ほど話し合って、検討したが、これからもう一度ミーティングをしておそらく明日の朝に最終的な答えが出ると思う」と明言を避けた。

 注目されるのは“怪物新人”ミジオロウスキーの起用法。6日(同7日)の第2戦で3回からリリーフ登板。ポストシーズン初マウンドで3イニングを1安打無失点4Kと好投し、初勝利を挙げた。この試合では57球のうち12球が102マイル(約164・2キロ)を超えて、球速の公式計測が開始された08年以降では1試合最多の記録だった。

 マーフィー監督は「彼は間違いなくこのプランの中に入っている」と剛腕の起用を示唆。「今は決まった先発がいないので、とにかく『ベストな投手』を順番に出していくしかない。多くの投手がルーキーで経験は浅いが、そうやってシーズン中も勝ってきたし、まとまってきた。今はもっと大きな舞台、もっと大きな挑戦となるが、十分な投手陣をそろえて臨めると信じている」と話した。

編集部おすすめ