ブルワーズは11日(日本時間12日)にカブスと本拠地で地区シリーズ第5戦を戦う。2勝2敗で勝った方がドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ進出という大一番を前日に控えた10日(同11日)、マーフィー監督がリモート会見に出席した。
本拠地で2連勝して地区シリーズ突破に王手をかけながら、敵地で2連敗して本拠地に戻ってきた。第4戦では完封負けを喫するなど敵地での2試合は計3得点と打線が沈黙。記者から「選手に何か指示や助言を与えたか」と聞かれた指揮官は「選手との関係というのは、常に続いているものなんだ。『今日はいいアイデアが浮かんだぞ。手の位置を変えてみろ』みたいなことではないんだよ」と話した。
3番を打つチュラングがポストシーズンに入って打率1割2分5厘と当たりが止まっているが、「ブライス(チュラング)は第1戦では素晴らしかった。昨夜の打球ももし違う球場ならスタンドに届いていたかもしれない」とマーフィー監督。「(地区シリーズで不振だったドジャースの)大谷を見てみろ。史上最高の選手の一人、おそらく(今季も)MVPだろう? 彼が今何をしているかを見てみろ。だから、批判するのは難しい。私たちは選手を信じている。彼らとは『山あり谷あり』で、つまり良い時も悪い時も一緒ということだ」と力を込めた。