国際ボクシング連盟(IBF)は10日(日本時間11日)、最新の世界ランキングを発表。前WBC&IBF世界バンタム級統一王者の中谷潤人(27)=M・T=が、スーパーバンタム級で3位にランクされた。
中谷は12月27日、サウジアラビア・リヤドで行われる興行「NIGHT OF THE SAMURAI」で、井上尚のスパーリングパートナーを務めたこともあるWBC世界同級8位セバスチャン・エルナンデス(24)=メキシコ=とのノンタイトル10回戦に臨み、同級デビューを果たす。同興行では、井上尚がWBC1位アラン・ピカソ(25)=メキシコ=の挑戦を受ける。中谷と井上尚が初めて同じリングに立つことになる。両者が勝てば、来年5月頃に計画される東京ドームでのビッグマッチが実現する見通しだ。
一方、中谷が王座を返上したバンタム級は、王座、1位、2位はすべて空位に。元世界4階級制覇王者の井岡一翔(36)=志成=が、新たに同級11位にランクインした。井岡はWBAでも同級9位に名を連ねており、同級で日本男子初の5階級制覇を目指す見通しだ。
また、7月にWBA同級王座に挑戦するも引き分けに終わり現役引退を表明した比嘉大吾(30)=志成=が、10位にランクされた。11月24日にWBC世界同級王座決定戦に臨むことが発表された那須川天心(27)=帝拳=と井上拓真(29)=大橋=は、IBFではともにランク外となった。