プロレスリング・ノア「WRESTLE ODYSSEY」(11日、両国国技館)

 プロレスリング・ノアは11日、両国国技館で「WRESTLE ODYSSEY」を開催した。

 第7試合のスペシャルタッグマッチで来年1・4東京ドームで引退する新日本プロレス棚橋弘至が参戦し「ALL REBELLION」清宮海斗と初タッグを結成。

丸藤正道、拳王と対戦した。

 今回の一戦は、清宮が新日本の9・28神戸大会へ足を運び棚橋にリング上でタッグ結成を直談判し実現した。棚橋は拳王と激しい打撃戦を展開。さらに過去に名勝負を刻んできた丸藤とも真っ向から激突した。

 清宮とも息の合った連係を披露。最後は拳王をハイフライフローで圧殺すると清宮がスカイウォーク・エルボーを突き刺す「エース」連係で勝利した。

 試合後、リング上で清宮は12・7後楽園ホールでデビュー10周年大会を行うことを発表。さらに棚橋へ「ノア最後のリングにいつもの決めゼリフ聞かせていただいてよろしいでしょうか」と促した。

 マイクを持った棚橋は「ノアのリングに帰ってきたぞ!」と絶叫。清宮へ「貴重な機会をありがとうございました」と感謝。さらに放送席で解説した師匠の武藤敬司へ1・4まで「見ていてください」とメッセージを送り「愛してま~す」で締めた。

 バックステージでは、敗れた丸藤&拳王は今後の共闘を誓い「俺らが出向いたって言い」と丸藤は新日本プロレスへ乗り込むことも予告した。

そこへ棚橋が清宮を引き連れ出現。「おい、拳王!」と棚橋は迫ると拳王が罵倒したが棚橋は「その熱量があるならノアは大丈夫だ」とエールを送った。丸藤には「天才、天才…一緒に戦った戦友じゃないですか」と感慨に浸った。

 

 騒然とした中、拳王と丸藤が去ると棚橋は、清宮の「行動力を心強く思いました」と称賛し新日本と「切磋琢磨して盛り上げていきたい」と未来を誓った。清宮は「自分にとっての新たなスタートになったと思います」と声を弾ませ、棚橋から「プロレス界盛り上げていこうな」と抱きしめられていた。

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