ラグビー・リーグワン1部で昨季準優勝の東京ベイ(旧クボタ)が11日、2025―26シーズンに向けた会見を都内で行った。今季新加入するフッカー安江祥光が登壇。

トップリーグ時代から150キャップ超を誇るベテランは「日本一熱い応援をしてくださるオレンジアーミー(ファンの愛称)の皆様、初めまして。新人の41歳、安江です」と、会場に集まったファンを沸かせた。

 昨季限りで9季在籍した相模原を退団。「選手にこだわりがあった。(選手)19年目、唯一成し遂げていないことが優勝だった」と新天地を探していた。予定されていた海外出身選手の入団が、ケガで流れたことによりチームは数週間前に安江に打診。「ラグビー選手として最後、優勝して選手生命を終えるのもいいなと思って、努力したいと思って受けた。このチームのために、最後命をかけたいな、と思った」と入団の経緯を明かした。

 相模原の緑のジャージーからオレンジに袖を通し「自分では、似合っていると思います!」と自賛。好きな色は「オレンジです!」と笑いを誘った。東京ベイには南アフリカ代表のマークス、日本代表の江良颯とフッカー陣の層は厚い。それでも「同じ選手、ポジションの人間として一緒に成長していきたい。

老体にムチ打って、頑張ります」と譲る気はない。

 リーグワンは昨季BL東京が2連覇。23年のチャンピオンチームは、王座返り咲きに挑む。チームによれば、安江はリーグワン最年長の“ルーキー”だ。「ハイレベルで安定したプレーをすることが、優勝するまでに大事なこと」と、どん欲に最終目標を見据えた。

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