◆サッカー◇全国高校選手権静岡県大会(11日)▽3回戦 聖隷クリストファー6-0浜松西
1次トーナメント(T)の3回戦20試合が行われた。第3シードの聖隷クリストファーはFW辻陽生吾(ひゅうご、2年)の2得点などで、浜松西に6―0で大勝。
聖隷が夏に甲子園出場の野球部に負けじと初戦から大量6ゴールの大爆発だ。前半6分、「サッカーでも名をなせるように頑張っていきたい」と刺激を受けるMF小野斗有(3年)が先制点を挙げ、勢いをつけた。2分後には辻が小野のコーナーキックに頭で合わせ追加点。同11分には再び背番号9がこぼれ球を押し込み、3点目を奪った。
前半だけで6点のゴールラッシュとなったが、2得点した辻の表情に満足感はない。「クロスから1点しか決められず、チームとしてやりたいサッカーを出せなかった。前半だけで満足してしまっていたところがあったのかもしれません」と反省を口にした。
1年生だった昨年の県総体でベスト4進出に貢献し、以降レギュラーに定着。シード校として臨んだ続く県選手権も出場したが、まさかの初戦(3回戦)敗退を喫した。辻は次戦に向け「まず決勝Tに出て、自分たちの力を発揮し、優勝したい」と野球部に続く県制覇を宣言した。