◆米大リーグ 地区シリーズ第5戦 ブルワーズ3―1カブス(11日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー=アメリカンファミリーフィールド)

 ナ・リーグ優勝決定シリーズ進出をかけた地区シリーズ第5戦のブルワーズ―カブス戦が11日(日本時間12日)、ブルワーズの本拠地・ミルウォーキーで行われ、ブルワーズが3―1の接戦を制して13日(同14日)からのドジャースとのナ・リーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。

 大谷翔平投手(31)、山本由伸投手(27)、佐々木朗希投手(23)の日本人選手3人の所属するドジャースにとっては、難敵だ。

今季のレギュラーシーズンでは7月に6試合を戦って全敗。1点差が3試合、2点差が2試合と接戦で敗れていた。

 17勝で最多勝のペラルタ、13勝3敗で勝率トップだったプリースター、地区シリーズで104・3マイル(約167・9キロ)をマークした怪物新人のミジオロウスキーら先発は力のある投手がそろい、救援も左腕のアシュビー、ケーニッグ、右腕のアンダーソン、メギル、ウリベら好投手が控えている。

 打者陣も18年MVPのイエリチを中心に、コントレラスら主軸も好調。チョウリオ、チュラングら若手も成長を続けており、打線も派手さこそないが、小技を絡めた野球で、堅実なプレーをするチームだ。そんな中でも第5戦では奪った3点はいずれも2死走者なしからの本塁打と意外性もある。

 ドジャースとブルワーズはポストシーズンでは18、20年にも対戦。20年はワイルドカードシリーズでドジャースが2連勝し、18年はリーグ優勝決定シリーズで対戦して3勝3敗で第7戦目まで持ち込んでドジャースが4勝3敗で制した。

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