声優小林親弘が12日、都内で行われた「劇場先行版 アニメ『ゴールデンカムイ』札幌ビール工場編【前編】」の公開記念舞台あいさつに出席した。

 2014年から「週刊ヤングジャンプ」で約8年間連載された野田サトル氏の同名漫画が原作。

日露戦争終結後の北海道を舞台に、莫大(ばくだい)なアイヌの埋蔵金を巡る一獲千金ミステリーだ。

 本作は来年1月から放送予定のテレビアニメ最終章の序章で構成される。主人公・杉元佐一を演じる小林は「ここまでとうとうきたか、という思い。漫画をリアルタイムで読んでいて、アニメになったらどうなるんだろうなと思っていたのが、まさか劇場で見られるとは。僕もこの続きが見たい」としみじみ語った。

 海賊房太郎役を務め、アニメ「ドラえもん」のスネ夫役でも知られる声優・関智一も登場した。「ゴールデン―」のアニメ版は17年にスタートしたが「最初のオーディションを落ちて、その後も毎回オーディション受けたけど落ちた。ようやく劇場版に間に合って良かった」と告白。小林は「そうなの!? え、知らなかった」と仰天した。

 関は「(役の)房太郎は30分潜水できて息が長いけど、俺は声優として息が長い。30年声優やってるから」と語り、観客から拍手を浴びた。

 同作は前後編の2部作で、後編は31日に公開される。

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