◆2025 JERA クライマックスシリーズ セ・ファーストステージ 第2戦 DeNA―巨人(12日・横浜)
巨人のライデル・マルティネス投手が5―5の8回1死一、三塁から救援登板。大ピンチを無失点で切り抜けて火消しに成功した。
負ければ終戦となる第1ステージ第2戦。あとがない状況で、今季セーブ王に輝いた守護神が大勢の後を受けてマウンドに向かった。まず迎えたのは4番・筒香。いきなり3ボールとなったが、直球2つで追い込み、最後は155キロの直球で空振り三振。続く牧には死球を与え2死満塁となったが、山本を初球の155キロで遊ゴロに封じて雄たけびをあげた。
前日11日の敗戦後、杉内投手チーフコーチは「大勢、マルティネスで流れを作って逆転、というのも考えとしてありますから」と勝ちパターンを担ってきた2人の起用法について言及。阿部監督の見せた“勝負手”にマルティネスも応えた。