◆2025 JERA クライマックスシリーズ セ・ファーストステージ 第2戦 DeNA7×―6巨人=延長11回=(12日・横浜)

 死闘の幕開けとなる放物線が右翼席中段へ届いた。佐々木は雄たけびを上げながらダイヤモンドを一周した。

「最高の形で先制できて良かった」。0―0の初回先頭で、ジャクソンの高め153キロを完璧に捉えた。CS初本塁打がプロ1号は24年の中山礼都以来、NPB史上2人目。CSで初回先頭弾は球団初と、メモリアルアーチを描いた。延長11回にも一時勝ち越しの一塁内野安打を放った。

 8月下旬に阿部監督の助言で左肩に寝かせていたバットを立てるなどフォーム改造。9月27日のDeNA戦(横浜)から2戦連続マルチ安打をマークし、シーズン終盤に結果を残した。「バッティングもいろいろ変えて収穫もあった。しっかり固めて、来年はキャンプからアピールしたい。開幕スタメンをまず目標にしたいですね」とさらなる飛躍を誓い、2年目を締めた。

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