◆YBCルヴァン杯準決勝第2戦 柏4―1(2戦合計5―4)川崎(12日・三協F柏)

 柏が準優勝した2020年大会以来、5大会ぶりに決勝進出を決めた。8日の敵地での第1戦を1―3で敗れ、この日も開始早々に先取点を奪われたが、前半に追いつくと、川崎に退場者が出た後半にFW細谷真大の2得点などで4―1。

2戦合計5―4と大逆転勝利を果たした。柏―広島の決勝戦は11月1日に国立で行われる。

 主軸FW小泉佳穂はフル出場で柏の攻撃スタイルをけん引。「1戦目で2点差で負けてしまい、個人的にはかなりしんどかった。あの日負けたあの瞬間に、一番前を向いてくれていたのが(リカルド・ロドリゲス)監督であり、サポーターだったので。監督とサポーターがそういうスタンスを示してくれた。もう一回、中3日でメンタルのコンディションをつくり直して。(後半の猛攻時に)相手を飲み込むような雰囲気をつくってくれてスタジアムが一体となって勝てた」と振り返った。

 川崎とは9月28日のリーグ戦でも4―4で引き分けと力は拮抗(きっこう)しており「何回も試合をしているチームで、お互いの特徴も分かりきっている。その中で、点は取れると思っていた。(相手が退場後、5バックにした時も)横に動かしつつ、相手がずれたところで間に刺していけばチャンスはつくれるだろうと。実際、今年5バックのチームとたくさん対戦しているけど、そこに対しても崩して、点も取れているのでやることはいつもと変わらず。

仲間選手と細谷選手が入ってきたことで、よりきれいな崩しだけではなく、カオスなところへの怖さみたいなものが出せた。一つギアチェンジの要因になった」と分析した。

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