◆YBCルヴァン杯準決勝第2戦 柏4―1(2戦合計5―4)川崎(12日・三協F柏)

 川崎は第1戦を3―1で制したが、アウェーでの第2戦に先制しながら1―4で逆転負けし、2年続けての準決勝敗退。6年ぶりの決勝進出を逃した。

シュート数は4対19と劣勢だった。

 DF佐々木旭は、センターバックの相方・ウレモビッチが後半11分に退場後は5バックの中央に入り、途中投入された若手DF土屋、神橋を含むDF陣を引っ張ったが、逆転負けに無念さをにじませた。

 「タイトルを取りたい思いがすごく強かった。リーグはなかなか厳しい状況で、ルヴァン杯に懸ける思いが強かったので、取れなくて悔しい」

 今季の柏と対戦した4戦中3戦に出場したが「3試合とも同じような展開で、後半に押し込まれてしまう。自分たちが修正できなかったところは、すごくもったいなかった。自分たちがボールを握る、一人一人がボールを欲しがる、勇気を持って持ち運ぶとか、そういうのをやっていかないと。ずっと相手ボールで守備をする状況の、難しいゲームだった。もう少し自分たちの良さを出していかなければいけなかったと思う」と分析した。

 退場者が出たことで、ホームチームがさらに勢いを増した。佐々木は「10人になり、難しい状況をつくってしまった。その前に、もう一点取る姿勢をもっと見せていかなければいけなかった」と悔しがった。シーズン残りのリーグ戦に向け「応援してくれている方たちのためにも、しっかりと切り替えて、全部勝つ気持ちでやっていきたい」と必死に気持ちを切り替えた。

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