空手道静岡県高校新人戦の階級別個人組手が12日行われ、女子48キロ級で増田亜美(つぐみ、常葉大菊川2年)が初優勝を飾った。

 増田は3月の全国高校選抜大会で準優勝も、この日の決勝で対戦した山本はな(御殿場西1年)は9月に中国で行われたアジア選手権カデットの部(14、15歳)の金メダリスト。

5月の県連盟の大会では敗れており「速くて強い。緊張しました」。試合はお互いにポイントがなく、旗判定3―1で勝利。「ホッとして泣いちゃいました」

 この日の各階級上位3人が、全国選抜切符を懸けた11月の東海大会(愛知)に進む。春の全国2位は「初めて決勝まで進めてうれしかったけれど、負けたことが悔しかった」と振り返る。その後は相手に対策されても対処できるよう、戦術の幅を広げてきた。東海を勝ち抜き、今度こそ日本一に輝く。

(里見 祐司)

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