【ロンドン12日=大西健太】幕内・王鵬(大嶽)が、自由時間を使ってサウスケンジントンのロンドン自然史博物館を訪れた。宿泊先ホテルから約20分の道のりを、街並みを楽しみながら歩いた。

道順を気にせずに進んだといい「少し時間がかかった。信号が少しわかりにくかった」と話した。横断歩道の途中にもう一つ信号機があり、一度信号を渡って、もう一度別の信号を渡ると、やっと反対の歩道にたどり着くという経験に、驚いた様子だった。

 博物館では恐竜や動物など自然科学にまつわる展示を真剣なまなざしで見て回った。館内では突然現れた、ちょんまげ姿の大男に、展示物そっちのけで寄ってきて人たちから、何度も写真撮影を求められた。相撲を知らない人からは191センチ、177キロの体格から「ファイターなのか? いつ試合があるの? 幸運を祈るよ」と声を掛けられる場面もあるなど、現地の街を見て、人たちと交流する貴重な時間となった。

編集部おすすめ