◆第21回全日本女子硬式野球選手権第3日(13日、坊っちゃんスタジアム)

 2回戦4試合が行われ、8強が出そろった。昨年優勝の神戸弘陵高(兵庫)は、9月の大学選手権を制した環太平洋大(岡山)と対戦。

2―0の完封勝ちで駒を進めた。

 高校と大学のナンバー1対決は、接戦の末に神戸弘陵高に軍配が上がった。両軍無得点で迎えた4回、神戸弘陵高は1死から野津桃香(3年)の「点をとっておかないと苦しくなる。流れを作りたかった」という二塁打を足がかりに、青木こころ(3年)の犠飛で先制。6回にも出口美有のスクイズで貴重な追加点を挙げた。前日と連投となった阿部さくら(3年)は、4安打完封した。

 大学日本一の相手について「作戦をさせない、しんどいチーム」と、チームの成熟を挙げた石原康司監督。青木は「大学はチームの雰囲気が落ち着いていました。我々は高校らしくフレッシュに行きました」と語り、「昨年優勝のプレッシャーはありますが、できるだけ長くみんなと試合をしたい」と、優勝までの残り3試合に向け意気込んだ。

 ほかにも、九州ハニーズ(福岡)は初出場で春の大学選手権優勝の仙台大(宮城)に3―1、夏の大学選手権準Vの桃山学院大(大阪)は福井工大(福井)に2―1、エイジェック(栃木)は関東リーグで戦う日大国際関係学部(静岡)相手に8―0で勝利し8強入りした。14日は準々決勝と準決勝が行われる。

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