巨人の元監督で選手としても共闘した高橋由伸氏(50)=スポーツ報知評論家=が引退する長野久義外野手(40)へ、ねぎらいの言葉を贈った。
「世代交代って、こうやって行われるんだな」―。
過去に見てきたルーキーで、長野には特に衝撃を受けた。2010年2月のキャンプが始まり、環境に慣れてきた中盤から3月にかけて、走攻守における“モノの違い”に驚かされた。打球の強さ、インパクトの激しさ、走るスピードに肩も強かった。決して走り方が格好いいわけではないし、投げ方も独特なんだけど、結果的なタイムや精度が群を抜いていた。独特な感性でプレーするタイプだから、彼をマネすることは難しい。ただ、全てにおいて「即戦力」という言葉が当てはまった選手だった。
正直言うと「こいつは本気でやってるのか?」と感じる時もあった。
今年の春先、確かLINEを交換したよな。まだ一度もやりとりはしてないから、改めて「お疲れさま」という意味も込めて、連絡してみようかな。(高橋 由伸)