◇国際親善試合 日本代表3―2ブラジル代表(14日・味の素スタジアム)

 日本代表が後半立て続けに得点を奪い、ブラジル代表から逆転に成功し、初勝利を手にした。

 0―2で始まった後半は、中盤でのボール保持から両サイドをうまく使いチャンスを多く作った。

同7分にMF南野拓実が反撃ののろしを上げる得点を決めると、同9分にはMF久保建英に代えてMF伊東純也が出場。すると同17分、右サイドからその伊東が上げたクロスにMF中村敬斗がファーサイドから飛び込んできてダイレクトボレー。同点に追いついた。

 その後もペースを握りながら試合を進めると、同26分にCKを獲得。またしてもキッカーを務める伊東のボールに、FW上田綺世が頭で合わせて一気に逆転に持っていった。4万4920人が詰めかけたスタジアムは狂喜乱舞。ブラジル代表からは初の3得点を奪い、大歓声が選手を包んだ。

 日本代表の森保一監督は「本当に選手もスタッフも、ホームでブラジルに勝つ、そして我々が成長するということで、みんなが努力をしてくれたことが結果につながって良かった。普段だったら黄色になってしまうスタジアムを青色にしていただいた。テレビの前でも我々に念を送って下さったサポーターがいて、我々の選手たちが本当に頑張ってくれた」と興奮状態で喜びを語った。

 来年のW杯に向けて「これまで通り今の力を一歩一歩さらにレベルアップさせていくとういこと。W杯優勝に向けて、そんなに簡単なことではないが、今日のブラジルも本番になったらもっと厳しい戦いをしてくると思う。

そういうところすべてを覚悟しながら一歩一歩目標に向かって成長していきたい」と決意を込めた。

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