NHKは14日、大みそかの「第76回NHK紅白歌合戦」(後7時20分)の司会を女優の綾瀬はるか(40)、タレントの有吉弘行(51)、女優の今田美桜(28)、同局の鈴木奈穂子アナ(43)の4人が務めると発表した。今田は初の紅白司会となる。

4人の起用の狙いについて、解説する。

 同局の小池明久・実施本部長の「いま日本のお茶の間で最も愛されているお三方」という言葉から、確かな手応えが感じられた。

 今田は9月に生中継されたTBS系「東京2025世界陸上」でアンバサダーを務めたが、生放送の音楽番組の司会は初挑戦になる。未知な部分も多いが、「フレッシュな笑顔で見る人に元気を届けてくれる」と小池氏。求められるのは新鮮さであり、みずみずしさ。朝ドラで演じたのぶのように、ひたむきに取り組めば、おのずと結果は付いてくるはずだ。

 両脇を固めるのは綾瀬と有吉。ともに初司会だった2023年の浜辺美波、24年の伊藤沙莉を支えた橋本環奈の役回りを担うことになるが、実績十分、百戦錬磨の2人だけに心配不要だろう。

 6年ぶりの綾瀬はステージ度胸満点。本番中にかんだり、言い間違えたりしても意に介さない。NHK関係者も「綾瀬さんの明るさが和ませるんだよな~」と太鼓判を押す。天然キャラだが、堅い空気を打破する狙いもありそうだ。

(浦本 将樹)

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