◇国際親善試合 日本代表3―2ブラジル代表(14日・味の素スタジアム)

 サッカー日本代表(FIFAランク19位)が、ブラジル代表(同6位)と対戦し、3―2で勝利した。

 MF中村敬斗が同点弾を決めた瞬間、会場の味の素スタジアムは狂喜乱舞の雰囲気に包まれた。

1―2の後半17分、右サイドのMF伊東純也がクロスを上げると、エリア左の中村が右足でダイレクトシュートを放つ。相手選手がゴール前で足に当てるが、思いの乗ったボールはネットの中に吸い込まれた。代表通算20試合目の出場で大仕事を果たした25歳は、「伊東選手がいいクロスを上げてくれるのは知っていた。信じて走り込んでよかった」と頬を緩めた。

 ブラジル代表との対戦は今回で14回目だが、白星は初。史上最多5度のW杯優勝を誇る強豪から得た逆転勝利は、来年6月開幕の本大会へ大きな自信になる。前半に2点ビハインドを負いながらも、劇的な勝利をつかみ「ブラジルに勝ったことは大きくつながる。もっともっと積み上げていく」と、今後も成長を続けていくことを誓った。

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