人気YouTubeチャンネル「釣りよかでしょう。」のテーマソングなどで知られるシンガー・ソングライターの江頭勇哉の新曲「魔法をかけて」の配信が15日からスタートする。江頭はこのほど、スポーツ報知の取材に応じ、楽曲のビハインドや11月23日に控える単独ライブへの意気込みを語った。
配信に先立ち、江頭は今月、ミニアルバム「魔法をかけて」をリリース。「まだレコーディングはしていないけど、YouTubeで歌う機会もあって(視聴者は)知っているけど聴けはしないという状況の楽曲がずっと溜まっていた」といい、昨年デビュー10周年を迎えたこともあり、節目を彩る1枚を制作した。
「魔法をかけて」は7、8年前からYouTubeやライブなどでのみ披露された“幻の曲”で、待望の音源化。「たまたま知り合いのミュージシャンが『バラードをあんまり作れないんだ。いつもどうやって作ってるの?』って言われて、『こんな感じで作ってるよ』って。その場でギターを弾いてやってみたら『魔法をかけて』が出てきた」と天啓のようにメロディーが降ってきたという。「ひょうひょうと見せながら、内心では『めっちゃいいんじゃないか』となった(笑)。YouTubeでも披露したらすごく反応がよくかったので、大事にしてきた1曲です」
配信開始に合わせ、江頭の公式YouTubeチャンネルで菅生新樹が主演を務めたミュージックビデオも公開された。NHK連続テレビ小説「カーネーション」や「カムカムエヴリバディ」「まんぷく」などの演出で知られる安達もじり氏を監督に起用し、オール神戸ロケで撮られた美しい映像に、江頭の歌声が溶け合っており、「ある意味、魔法がかかっているアルバムになった」と手応えを明かした。
佐賀在住の江頭は、最新アルバムを引っさげ11月23日に福岡・西鉄ホールで単独ライブを開催。ライブの冠には「イントロ」というタイトルをつけた。昨年デビュー10周年を迎えたが「一見、集大成みたいな感じに見えるかもしれませんが、自分の中では今までの感謝とともに、最近作る曲もがらっと変わってきたりもそたので、江頭勇哉という人間の未来にもっとワクワクしてもらえるような気持ちを込めて、始まりみたいな意味を『イントロ』に込めました」。
ライブの詳細はhttps://yuuyaegashira.com/news/244/から。チケットは各プレイガイドで発売中。
◆江頭 勇哉(えがしら・ゆうや)1988年12月20日、佐賀県生まれ。36歳。2014年、ミニアルバム「アンブレラ」でデビュー。YouTubeチャンネル「釣りよかでしょう。」の出演やテーマソングで人気となる。22年の映画「いつか、いつも…いつまでも。」で俳優デビュー。