歌手の山本リンダ(74)が15日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで、歌手生活60周年を記念したコンサート「LINDA YAMAMOTO 60th Anniversary LIVE」を開催した。代表曲「どうにもとまらない」「狙いうち」など全17曲を熱唱した。

 ゲストで登場した氷川きよし(48)とはプライベートで仲良しで「私の舞台にゲストで来ていただいたのは初めて。自分のコンサートで独り占めできるわー!」と笑顔。デビュー曲「こまっちゃうナ」と「きよしのズンドコ節」をメドレーで披露して沸かせた。「幸せだな、と思いながらできるだけ長く歌っていきたい。70周年目指します!」と意気込んだ。

 開演前には報道陣の取材に応じ、若さの秘訣(ひけつ)について「食べ物の好き嫌いがないんですよ。お野菜もお魚も果物も大好き。体を動かすのが好きで、エスカレーターがあっても階段を上る」とアクティブな生活を明かした。自らの年齢について「いくつになったか忘れちゃった! えっと、70歳半ばをちょっと超えました」と話し、関係者に「74歳です…」とツッコまれる一幕もあった。

 「こまっちゃうナ」のキャンペーンで訪れた新潟で声を掛けられ、デビューの実感に涙した思い出も披露。1972年発売の「どうにも―」についても、「広島のデパートの8階でサイン会をした。それまでは(レコードを)5枚、10枚売るの大変だった。

『(ファンが)1階まで並んでますよ』と言われ、涙が色紙に落ちるぐらい感動した」と振り返っていた。

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