ハロー!プロジェクト所属のアイドルグループ「OCHA NORMA(オチャノーマ)」が15日、初の日本武道館公演を開催した。

 メジャーデビューから3年でつかみ取った聖地のステージ。

集まった約6800人のファンを前に、北原ももは「ずっとずっと見たかった景色を見せてくれてありがとう」と涙を流しながら思いを届けた。地道に鍛え上げた歌とダンスで、デビュー曲「お祭りデビューだぜ!」や初お披露目となった新曲「想定内!」「今日を胸に飾って」など全26曲をパフォーマンス。西﨑美空は「アイドルになって、OCHA NORMAになって良かった」としみじみ客席を見渡した。

 グループの誕生は19年。当時ハロプロ研修生だった4人によってユニットが結成され、メンバーの増減を繰り返しながら8人体制でこの日を迎えた。結成時から活動している米村姫良々(きらら)は苦節の日々に思いを巡らせながら、「武道館に立つまで時間がかかってしまったけど、こうして大きなステージに立てることが本当にうれしいです」と感動のあまり声を震わせた。

 夢の一つはかなったが、リーダーの斉藤円香は「まだまだ大きくなりたいです」と前のめり。米村も「もっともっと大きいステージを目指して、もっともっと高いところに進んでいきます」と続けた。グループ名に込められた「お茶の間を楽しませる、新世代のスタンダードとなるような存在になってほしい」という思いを胸に刻み、8人はステップアップし続けていく。

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