◆第78回秋季全道高校野球大会 ▽準々決勝 北照3―2駒大苫小牧(16日・プレド)

 8年ぶりの優勝を目指した駒大苫小牧が2―3で北照に敗れ、2018年以来のセンバツ甲子園出場は絶望的となった。

 試合前まで23イニング連続無失点だったエース右腕・村田煌翔(2年)が中盤に乱れた。

6回に単打2本と犠打で1死一、三塁のピンチを迎えると、自身の野選で同点。さらに四球で満塁とすると、暴投で走者2人の生還を許し、適時打なしで3点を失った。

 打線は、両チーム無得点の4回に6番・石村剣士朗左翼手(2年)の適時三塁打で先制。2点ビハインドの9回に代打攻勢で1点を返したが、あと一歩及ばなかった。

 駒大苫小牧は今夏の南北海道大会で4強入り。当時の主力野手が多く残っていたが8年ぶりの頂点には届かず、佐々木孝介監督は「あの3失点が痛かった。ああいう形で点数が入るのは計算外。スコアブックに載らないミスが勝敗を分けている。ちょっとした詰めの甘さ、その差です」と振り返った。

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