◆米大リーグ ア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦 マリナーズ2―8ブルージェイズ(16日、米ワシントン州シアトル=Tモバイルパーク)
ブルージェイズがマリナーズに連勝し、対戦成績を2勝2敗に戻した。
通算221勝右腕M・シャーザーが先発し、交代拒否に見えるブチギレ続投志願もあり、6回途中2失点と好投。
5―1の5回2死一塁の場面でシュナイダー監督がベンチを飛び出し、マウンドに向かった。直前のリバスに対し、右中間深くへライナーを打たれ、1番アロザレーナとの打席だった。だが3歳年上の監督の顔を強くにらみつけたシャーザーが鬼のような形相で何か言い放つと、監督はベンチへUターン。続投志願が通った形となり、アロザレーナからは大きく曲がるカーブで空振り三振。ピンチを脱すると、大きくほえた。6回途中まで投げて3安打2失点4四球6奪三振で勝利に導いた。
シュナイダー監督はマウンド上のやりとりについて「ああ、あれね。ずっと待ってたんだ、マックスにマウンド上でどなられるのを」と冗談めかして明かした。マウンド上では入れ込みすぎることが多々あり、ファーストネームにちなんで「マッド・マックス」と異名をとるシャーザー。同監督は「いやぁ、最高だったね。正直、殺されるかと思った」と笑うと「彼と目が合った瞬間、ああ、これが本物のマッド・マックスかとね。