◆報知新聞社後援 第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)予選会(18日、東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地スタート、国営昭和記念公園ゴール=21・0975キロ)

 前回の予選会12位で落選した明大は、12位にとどまり、2年連続本戦出場権を逃した。66回目の箱根路には届かなかった。

 明大は、1920年の第1回箱根駅伝に出場した東京高等師範学校(現筑波大、優勝)、明大(2位)、早大(3位)、慶大(4位)の4校のうちの一校で「箱根オリジナル4」と呼ばれる古豪。7回の優勝を誇る。2012年には3位と躍進したが、最近は苦戦が続く。6位となった2020年を最後にシード権(10位以内)から遠ざかっている。

 昨年の予選会は12位に終わり、7年ぶりに本戦出場を逃した。今年の1月8日に駅伝チームの山本豪監督の退任が発表され、古豪復活の切り札として招聘(へい)されたのが、東京国際大を新興校から常連校に育て上げた敏腕、大志田秀次新監督。

 4月に就任し、チームとしての初陣となった、5月24日の全日本大学駅伝関東地区予選会は10位で7位以内に与えられる本戦切符を逃した。ただ、「反省ではなくて、結果を受けてどう変えていくか」と大志田監督。9月からは故障者も徐々に練習復帰するなどチーム状況は右肩上がりで、「全員でも戦っていけるという部分ができてきた」と気持ちを一つに挑んだが、またも届かなかった。

 【第102回箱根駅伝シード校】青学大、駒大、国学院大、早大、中大、城西大、創価大、東京国際大、東洋大、帝京大

 ◆明大競走部 1907年創部。正式名称は「陸上競技部」ではなく「競走部」。1920年の第1回箱根駅伝に出場した4校のうちの1校で東京高等師範学校(現・筑波大)、早大、慶大とともに「箱根オリジナル4」と呼ばれる。

49年の25回大会までに7回優勝もそれ以降、無冠。56年は部員が足りず、ラグビー部員が6人出場。当時の公式プログラムには実質的な監督としてラグビー部の北島忠治監督の名が記された。出雲駅伝は最高7位(2011、13年)。全日本大学駅伝は最高2位(14年)。タスキの色は紫紺。練習拠点は東京・世田谷区八幡山。

編集部おすすめ