23日にプロ野球・ドラフト会議が行われる。四国アイランドリーグ(IL)plusの主な候補を紹介する連載の第2回は高知。
高知・渡辺は今季、26登板、113イニングでリーグ2位の125三振を奪った。4勝4敗で防御率は同5位の3・11。1年目ながら存在感を示した。ドラフトを前に「意識するとドキドキしてしまうので…」と、はにかんだ。
中京大(愛知大学連盟)では不完全燃焼に終わった。「大学ではあまり投げられず、野球に本気で向き合えていなかった」。後悔から、四国ILに進むことを選んだ。高知で経験を積み、潜在能力が開花した。「平均球速が140キロ前半から後半に伸びた。変化球の質も上がった」と自信が付いた。
男手一つで育て上げてくれた父・健二さん(50)にNPB入りした姿を見せる。
◆渡辺 都斗(わたなべ・みやと)2002年7月10日、愛知・弥富市生まれ。23歳。十四山(じゅうしやま)東部小3年から軟式の弥富十四山少年野球クラブでプレー。十四山中では軟式野球部に所属。