阪神・藤川球児監督(45)が18日、日本シリーズ出場資格者(最大40人)を巡るチーム内の競争を促した。DeNAに3連勝でCS最終ステージ突破を決めてから一夜明け、休日を設けず甲子園で全体練習を実施。

「現役が終わるまで努力しなければ勝ち残ることはできない。練習しなければ淘汰(とうた)されるだけ。自分で磨き続けている選手は環境が変わっても活躍できる」と厳しいメッセージを発した。

 この日、CS最終ステージ3試合で計6打数無安打と沈黙した前川が、SGLで行われた2軍残留練習に合流した。「就任した時から言っているように顔、名前、背番号は関係ない」と指揮官。日本シリーズ先発出場となれば球団の野手史上最年少となる21歳の中川は「いったるしかないでしょ」と目をギラつかせた。最後の最後まで生存競争は続く。実力至上主義の信念を貫き、戦力を見極める。(中野 雄太)

編集部おすすめ