26年ミラノ・コルティナ五輪シーズンの本格化を告げるGPシリーズの第1戦が開幕。女子日本勢が表彰台を独占した。

シニア初参戦で、17日の女子ショートプログラム(SP)で1位から出た17歳の中井亜美(TOKIOインカラミ)が、フリーも1位の149・08点をマークし、合計227・08点で初優勝。日本選手3人目となるGPシリーズデビュー戦Vを飾った。SP2位から逆転優勝を狙った、今季限りで引退するエース・坂本花織(シスメックス)はフリーも2位の148・03点、合計で224・03点となり、中井に2・85点及ばず2位でフィニッシュ。SP4位から出た住吉りをん(オリエンタルバイオ・明大)が、フリーは3位の145・03点をマークし、合計216・06点で3位に滑り込んだ。4位はレビト(米国)で合計212・71点だった。

 ◆日本勢のGPシリーズデビュー戦V 2018年11月のGPシリーズ第4戦、NHK杯で16歳の紀平梨花が、SP5位からフリーでトリプルアクセル2本を決めて逆転。日本勢初のデビュー戦Vを飾った。22年10月の第2戦スケートカナダでは、20歳の渡辺倫果がSP6位、フリーでトリプルアクセルを決める逆転劇で日本勢2人目となるGPデビュー戦優勝を果たした。

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