◆米大リーグ ア・リーグ優勝決定シリーズ第6戦 ブルージェイズ―マリナーズ(19日、カナダ・オンタリオ州トロント=ロジャースセンター)

 球団史上初のワールドシリーズ(WS)進出に王手を掛けているマリナーズは19日(日本時間20日)、ブルージェイズとのア・リーグ優勝決定シリーズ第6戦(カナダ・トロント)で、5点を追う6回に2点を返した。2死から4番ネーラーの右翼ソロが飛び出ると、続くアロザレーナが右安で出塁。

直後にスアレスの右翼線への安打で、一気にホームに生還し、2―5で3点差に迫った。

 打線はここまでことごとくチャンスをふいにしていた。チームは3回にも1死満塁としたが、ローリーが一ゴロ併殺打。4回は1死からネーラーが中安、アロザレーナが三安で出塁すると、スアレスは四球で満塁。だが、クロフォードが二ゴロ併殺打に倒れた。5回にも1死一塁からロドリゲスが遊ゴロ併殺打に倒れ、3イニング連続でゲッツーを記録していた。

 先発は中5日でマウンドに上がった右腕ギルバート。両軍無得点の2回には、先頭バーショの左中間へのヒットを中堅ロドリゲスが落球し、二塁打にすると、続くクレメントの三ゴロはスアレスが落球で無死一、二塁。直後にバーガーに右前適時打を許した。さらに一、三塁からカイナーファレファのボテボテの三ゴロが不運にも適時内野安打となった。さらに2点ビハインドの3回にはバージャーに2ランを許すと、5回にはゲレロにも左翼ソロを浴びてリードが5点に広がり、ギルバートは降板となった。

 3勝2敗としているマ軍はこの試合に勝てば、WS進出が決まり、24日(同25日)からは大谷翔平投手ら率いるドジャースと争う。

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