◆秋季関東地区高校野球大会▽準々決勝 山梨学院6―3浦和学院(20日・山日YBS)

 来春センバツ出場への重要な参考材料となる秋季関東大会は準々決勝を迎え、春夏連続で甲子園に出場した山梨学院(山梨1位)が浦和学院(埼玉2位)を6―3で破って来春センバツ出場を確実にした。

 今夏の甲子園で右肘を負傷し、新チーム結成後も県大会まで打者に専念していた菰田陽生主将(2年)が「4番・投手」で今秋初登板。

4回途中を1安打2失点でまとめると、打っても3―2で迎えた5回1死にバックスクリーンへ特大ソロを放った。「自分のピッチングで2点取られた。取り返してやるっていう気持ちで打席に立って、打てたのでよかった」と納得の表情で振り返った。

 来秋ドラフト候補の躍動に多くのスカウト陣がネット裏でうなった。巨人・青木スカウトは「投げる方も打つ方もいいものを持っている」と“二刀流”の質の高さを評価した。

 準決勝は25日、横浜(神奈川1位)と専大松戸(千葉1位)の勝者と対戦する。

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