巨人の石塚裕惺内野手が「みやざきフェニックス・リーグ」の試合がない休養日だった20日、野球教室で講師役を務め、来季への決意を新たにした。

 児童の「スポーツ・運動に親しむ機会の提供」などを目的として宮崎市で行っている「エンジョイスポーツ教室巡回事業」の一環で、宮崎市内の池内小学校で開催。

浅野、荒巻、三塚と登場すると大きな拍手とともに、生徒から「大きい」、「かっこいい」と歓声が上がった。

 同教室で石塚はキャッチボールやゴロの捕球の仕方を指導。「ナイスボール」、「もう少し腰を低くして」と声をかけた。生徒たちはうれしそうにアドバイスに耳を傾けた。

 質問コーナーも実施し、最後はサプライズでサイン入りの色紙をプレゼント。選手と子どもたちが貴重な時間を過ごした。期待のルーキは「最初見た時よりもみんなうまくなっていたと思いますし、笑顔で話を聞いてくれて僕らもいい気持ちになりました」と声を弾ませ、「こういう機会をくれた皆さんに感謝したい」と語った。

 子どもたちからパワーももらい、来季はさらなる飛躍を期す。1年目の今季はイースタン・リーグで打率3割2分7厘、3本塁打、25打点をマーク。9月には1軍でプロ初安打を放った。2年目に向けて「1軍の舞台でいろいろ感じたこともありましたし、あそこ(1軍)でプレーしたいという思いが強いので、来季は1軍にずっと居続けて、戦力になれるようにやっていきたい。そのためにフェニックスで課題に取り組んで、いいオフシーズンを過ごしていきたい」と見据えた。

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