◆2025 パーソル クライマックスシリーズ パ最終ステージ 第6戦 ソフトバンク2―1日本ハム(20日・みずほペイペイドーム)

 堂々のピッチングで、達が先発の仕事を果たした。勝負を決める第6戦の緊張感も、中4日の登板間隔も関係ない。

150キロを超える真っすぐと落差の大きいフォークで、5回2/3を6安打2失点、自責1の好投。投手戦を演出したが「モイネロ投手より多く点を取られてしまい悔しい」と振り返った。

 収穫の大きいCSだった。第1S第3戦のスタンバイから、最終S初戦に先発。6回無失点とゲームをつくると、最終第6戦でも好投し「1戦目という大事なところと、最後の決まるところ両方経験できた。いいターニングポイントになった」。しびれるマウンドでの経験を、成長への糧にする。

 悔しさをかみ殺し、早くも来季へ目を向けた。「来シーズンに向けて、今日からスタートするんで。ホークスはまだ試合がありますけど、ファイターズはみんな成長できる」。来季こそは先発の柱の一人として、悲願のリーグ制覇へ導く。(山口 泰史)

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