◆米大リーグ ア・リーグ優勝決定シリーズ ブルージェイズ―マリナーズ(20日、カナダオンタリオ州トロント=ロジャーズセンター)

 ア・リーグ優勝決定シリーズ第7戦が20日(日本時間21日)、ブルージェイズの本拠地で行われ、「1番・DH」で出場したブルージェイズのジョージ・スプリンガー外野手が今ポストシーズン4本目の本塁打を放った。1-3で迎えた7回1死二、三塁で逆転の3ランを左中間スタンドにたたき込んだ。

 劇的なアーチでスタジアムの興奮がヒートアップした。1―3と2点ビハインドで迎えた7回1死二、三塁。代わったばかりの右腕バザルドの2球目、内角シンカーをたたいた打球は左翼席に吸いこまれていった。スプリンガーは打球がスタンドに入ったのを見届けると両手を広げて喜びを表現した。まるで1993年ワールドシリーズ第6戦でジョー・カーターが2年連続ワールドチャンピオンを決めた逆転サヨナラ3ランを彷彿(ほうふつ)とさせる劇的な一発に数分、場内の熱狂は収まらなかった。

 スプリンガーはポストシーズンに強く、アストロズ時代に計19本塁打しており、通算23本目。これで22本で並んでいたB・ウィリアムズを抜き、M・ラミレス29本、J・アルテューベ27本に次ぎ、K・シュワバーと並ぶ3位タイに浮上した。

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