◆米大リーグ ア・リーグ優勝決定シリーズ第7戦 ブルージェイズ―マリナーズ(20日、カナダ・オンタリオ州トロント=ロジャーズセンター)

 マリナーズのC・ローリー捕手(28)が20日(日本時間21日)、3勝3敗で迎えた運命のア・リーグ優勝決定シリーズ第7戦、敵地・ブルージェイズ戦に「2番・捕手」で先発出場。2試合ぶりのポストシーズン(PS)5号ソロを放った。

 1点リードの5回先頭。1ストライクから右腕バーランドの2球目、93・8マイル(約151キロ)チェンジアップを捉えた。打球速度102・1マイル(約164・3キロ)、打球角度35度、飛距離381フィート(約116・1メートル)で右翼の自軍ブルペンに打ち込んだ。今シリーズでは第1、3、5、7戦と奇数の試合では全て本塁打をマークした。

 今季のレギュラーシーズン(RS)では捕手&両打ちの選手としては史上最多の60本塁打をマークし、125打点2冠に輝いた。これで今季「65本塁打」となり、2022年にヤンキースのA・ジャッジが記録した64発(RSで62本、PSで2本)を更新。RSとPSの両方で一発を放った選手としては歴代単独トップに躍り出た。

 全30球団で唯一ワールドシリーズに出場したことがないマリナーズ。本拠地で行われた今シリーズ第5戦に勝利し、悲願達成に王手をかけたが、前日19日(同20日)の第6戦で敗れて逆王手をかけられた。勝てば大谷翔平投手(31)らを擁するナ・リーグ2連覇のドジャースと激突することになる。

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