◆米大リーグ ア・リーグ優勝決定シリーズ第7戦 ブルージェイズ―マリナーズ(20日、カナダ・オンタリオ州トロント=ロジャーズセンター)

 マリナーズのG・カービー投手(27)が20日(日本時間21日)、3勝3敗で迎えた運命のア・リーグ優勝決定シリーズ第7戦に中4日で先発し、4回4安打1失点と試合をつくった。

 レギュラーシーズンでは10勝(8敗)をマークして3年連続2ケタ勝利の右腕だが、ポストシーズンではこの日まで3試合で0勝1敗、防御率7・07。

今シリーズも本拠地で行われた第3戦では3発を浴び、5回途中8安打8失点で黒星を喫していた。この日は味方が1点を先制した直後の初回にバーショに適時打を許したが、2回以降は得点を与えなかった。

 この日の試合前、ウィルソン監督は「確かに(重圧は)存在するけど、第7戦でそれを感じないなら人間じゃない」とし、「今夜のブルペンは総動員だ。ほとんど全員が待機していて、ほぼ全員が登板可能。どう使うか、どんな形になるかは試合の展開次第。理想を言えば6~7イニングを投げてくれることだが、最終的には試合展開を見て判断する」と説明していた。5回からは2番手で今季チーム最多の15勝を挙げたウーが登板した。

 全30球団で唯一ワールドシリーズに出場したことがないマリナーズ。本拠地で行われた今シリーズ第5戦に勝利し、悲願達成に王手をかけたが、前日19日(同20日)の第6戦で敗れて逆王手をかけられた。勝てば大谷翔平投手(31)らを擁するナ・リーグ2連覇のドジャースと激突することになる。

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