◆米大リーグ ア・リーグ優勝決定シリーズ第7戦 ブルージェイズ4―3マリナーズ(20日、カナダ・オンタリオ州トロント=ロジャーズセンター)

 ブルージェイズが20日(日本時間21日)、3勝3敗で迎えたア・リーグ優勝決定シリーズ最終第7戦で逆転勝ち。7回に1番スプリンガーが劇的な3ランを放ち、1993年以来32年ぶり3度目となるリーグ優勝を飾った。

 今シリーズのMVPには打率3割8分5厘、3本塁打のV・ゲレロ内塁手が選出された。今年4月に14年総額5億ドル(約730億円=当時のレート)で残留した26歳の大砲は「トロントに残って本当に良かった。契約した時からこの日を目指してきたが、あと4勝するよ」と試合後の壇上で宣言した。

 ワールドシリーズでは大谷翔平投手(31)らを擁して連覇を狙うドジャースと対戦する。今ポストシーズン(PS)で11試合に出場し、打率4割4分2厘、6本塁打、12打点のゲレロ。ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦で投げては7回途中無失点10奪三振、打っては3本塁打と歴史的な活躍でシリーズMVPに輝いた大谷。2人のMVPの出来がワールドシリーズの舞台でもカギを握ることは間違いないだろう。

 大谷がエンゼルスにいた頃の21年には、48本塁打を放ったゲレロが46発の大谷を上回って本塁打王を獲得した。

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