巨人のオコエ瑠偉外野手が21日、ジャイアンツタウンスタジアムで行われている残留練習に合流し、再始動した。

 10年目の今季はオープン戦で打率3割7分5厘、5打点と猛アピールして開幕1軍をつかんだが、右肘痛の影響もあり4月18日に登録抹消。

5月2日に「右肘関節鏡視下遊離体摘出術」を受けた。当初は復帰まで2か月の見込みだったが、驚異的な回復を見せ同20日に実戦復帰。シーズン後半は代打や代走、守備固めと試合終盤での大事な役割を担い、最終的にキャリア2番目に多い61試合に出場して打率2割4分6厘、5打点の成績だった。「オープン戦で手応えがあっただけに、ケガがなければという思いもある。メンタル的にもフィジカル的にもタフな1年だった」と振り返った。

 クライマックスシリーズ第1ステージ・DeNA戦(横浜)では、2戦目の9回に代走で途中出場。延長11回に貴重な四球を選び、一時勝ち越しにつなげたが、チームは逆転負けを喫し敗退。自身の成績にも悔しさが募った。「自分の力不足だなと。シーズンの結果で圧倒しないと出続けることはできない。細かいところもしっかり詰めていきたい」。秋季練習と自主トレでのさらなるレベルアップを誓った。

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