ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)が21日(日本時間22日)、オンライン取材に応じ24日(同25日)に敵地で第1戦を迎えるブルージェイズとのワールドシリーズの先発投手を発表した。

 第1、2戦目はナ・リーグ優勝決定シリーズのブルワーズ戦と変わらず「スネル、山本」と明言。

ワイルドカードシリーズ、リーグ優勝決定シリーズに続いて1、2戦目は左右のエースブレーク・スネル投手(32)、山本由伸投手(27)に託すことになった。第3戦目以降は「状況を見て判断する」と口にしたが、リーグ優勝決定シリーズと同じ並びで本拠地での第3戦はタイラー・グラスノー投手(32)、第4戦は大谷翔平投手(31)となる可能性が高そうだ。

 ドジャースはナ・リーグ西地区を制したが、第3シードでワイルドカードシリーズからポストシーズンの戦いが始まった。レッズを無傷2連勝で破ると、地区シリーズでは第2シードだったフィリーズを3勝1敗で撃破。両リーグ最多の今季97勝を挙げていたブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズでは、レギュラーシーズンで6戦全敗だった相手に4連勝して一気に2年連続のワールドシリーズ進出を決めた。

 ここまでスネル、山本、グラスノー、大谷の先発陣が絶好調。課題だった救援も佐々木が抑えに抜てきされて安定した投球を見せ、救世主となっている。打撃陣は大谷の不調は気がかりだったが、ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦では3本塁打を放ち、不振を吹き飛ばした。

 24日(同25日)からはア・リーグ最多94勝を挙げた第1シードのブルージェイズとワールドシリーズを迎える。ブルージェイズは地区シリーズでヤンキース、ア・リーグ優勝決定シリーズでマリナーズを破って1993年以来32年ぶりにワールドシリーズへ駒を進めた。

編集部おすすめ