◆第14回アルテミスS・G3(10月25日、東京競馬場・芝1600メートル)追い切り=10月22日、栗東トレセン

 新馬のレコードVから連勝を狙う白毛のマルガ(牝2歳、栗東・須貝尚介厩舎、父モーリス)が坂路で同じ白毛の全兄カルパ(4歳2勝クラス)と併せ馬を行った。

 真っ白な兄の後ろにぴったりとつけ、ラスト1ハロン手前まで我慢する形。

それでも力むような面は全く見せず、横に出てからは軽い走りで楽々と兄の前に出た。

 時計は55秒2―12秒5。今週は東京へ初の輸送も控えていることもあり、予定通りのソフトな調整で、見守った須貝調教師も「55秒で行くようにと言っていた。ぴったり」と満足そうにうなずいた。白毛の全きょうだい2頭の併せ馬について「絵になるだろう」と笑みを浮かべた後、「お兄ちゃんがうまく誘導してくれたし、後ろで我慢が利いていたぶん、最後も伸びてくれた。折り合いもついていたし、思い描いた通りの内容。今の落ち着いた雰囲気で当日を迎えられれば」と期待を寄せた。姉ソダシとの姉妹制覇へ、十分に手応えを持っている。

編集部おすすめ