日本ハムは22日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で石川直也投手、福田俊投手、育成の山本晃大投手、平田大樹外野手の4選手に来季契約を結ばないことを通達した。

 山形中央から14年のドラフト4位で入団した石川は、18年に52登板で18ホールド、19セーブ、防御率2・59でブレイク。

19年には60登板を果たした。身長192センチから投げ下ろす最速156キロとフォークを武器に、栗山政権のプルペン陣を支えた。

 20年8月に右肘のトミー・ジョン手術を受けてからは、自慢の直球が鳴りを潜め、24年から2年連続で1軍登板がなかった。「今年の成績も含め覚悟はしていた。しょうがないと思います。11年間ユニホームを着させてもらったので感謝しかない」と球団に感謝した。今後は、「やりきったとは思っていない。現役を続けられる限りはやりたい」と、現役続行を希望し、11月12日に開催されるトライアウトに向け調整を続ける。

 星槎道都大から18年のドラフト7位で入団した福田は、22年の最終登板から33試合連続無失点を継続中だったが、今季は1軍登板なし。「多少覚悟していた部分はあったので受け入れました」。キャンプから6月頃まで原因不明の神経痛に悩まされた。「いろんな治療をしてもらったんですけど、一気に良くなることはなかった。

2か月くらいボール投げられなかった。感覚だったり出力が戻ってこなかった」と振り返った。シーズン終盤は2軍でも登板し、「今は何ともない」と現役続行を目指し、トライアウトに向け、調整を進める。

 山本晃は「育成で入団して鎌ケ谷で3年間取り組んできました。プロとしてイメージされる華やかな野球人生ではなかったですけど、ファンの皆さんや友人、家族が暑い中でも来て声をかけてもらったことは、僕の中では幸せでした。本当に感謝の気持ちしかありません。ありがとうございました」。

 平田は、「2年という短い間でしたが、いい経験を積むことができました。この経験を今後の人生につなげていけるようにしたいです。ファンの皆さま、応援していただき、本当にありがとうございました」とコメントした。

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