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 元ロッテ投手の渡辺俊介氏(49)を父に持つ東大のサブマリン・渡辺向輝投手(4年=海城)は支配下で名前が呼ばれず、育成でも指名漏れとなった。本人はかねて、支配下での指名がなければ、野球をやめて一般企業に就職する意向を示していた。

 渡辺は父と同じ下手投げで、リーグ戦は27試合に登板し、1勝12敗、防御率5・01、4完投と東大のエースとして神宮を沸かせてきた。偉大な父の背中を追って、プロ志望届も提出。「単純にプロでプレーしたいという思いだけでなくけじめ。父親に勝とうとして野球や勉強に挑戦してきたなかでの、一つの決着だと考えています」と話していた。

 ◆渡辺 向輝(わたなべ・こうき)2004年2月25日、千葉・浦安市生まれ。21歳。小学3年から浦安ベイマリーンズで野球を始め、海城中では軟式、海城では硬式でプレー。東大では下手投げへ完全転向した2年春にリーグ戦デビュー。球種はスライダー、カーブ、シンカー。遠投105メートル。167センチ、63キロ。右投右打。

農学部4年。父は元ロッテ投手の俊介氏。

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