ドジャース大谷翔平投手(31)が23日(日本時間24日)、24日(同25日)に敵地で迎えるブルージェイズとのワールドシリーズ第1戦前日のメディアデーに出席。日米報道陣の取材に応じ、連覇を狙う心境などを明かした。

主な一問一答は以下の通り。

―ブルージェイズの印象

「投手もブルペンを含めて総合力が高いチームだと思うので、手ごわい相手だと思いますけど、自分たちの野球をできるように集中したいと思います」

―FA交渉でシュナイダー監督にもらった帽子は

「うちのガレージに取ってあります」

―返却するのか

「いやいや。大事に取ってます」

―トロントに戻ってきてどうか

「あの期間も僕にとっては素晴らしい経験でしたし、フロントの人たちを含めて素晴らしい人たちだなっていう。本当に素晴らしいチームだなという印象を持っているので。そういうチームの人たちとまたこういう舞台で対戦できるというのは素晴らしいことだなと思います」

―移籍先の候補だった

「そうですね。結局のところはもちろん一つしか選べないので。行けるならいろんなチームでプレーしてみたいというのが選手の気持ちじゃないかなと思いますけど。さっきも言った通り素晴らしいチーム、素晴らしい国で、こういうところで野球ができるというのは素晴らしい経験になると思うので、楽しめたらいいかなと思ってます」

―ブーイングが予想される

「前回(昨年4月)もされましたけど、それをまた力に変えていければいいかなと思います」

―カナダには大谷ファンも多いが

「前回はかなりブーイングがあったので(笑)。それも含めて野球に対する愛じゃないかなと思っているので、そういう面も含めて素晴らしいファン層だなと思いますし、素晴らしい国民性というか。そこも含めて楽しみたいと思います」

―第1戦で対戦するイエサベージは

「まず軌道というか、投げ方も含めて独特ではあると思うので。それを自分の中でどう見えるのかなというのが一番かなと思うので。対戦を何回もしてる投手だと軌道も含めて慣れてると思いますけど、まず第1打席からそういう確認が大事かなと思います」

―シリーズ最初の打席に立つ

「全部の打席がもちろん大事ですし、まず先制点が大きなな流れの一つになるのかなと思うので、そういう意味では先頭打者でおそらく行くのではないかなと思うので、そこが一番。

まずは出塁することですね。その後のムーキーにしっかりとつなぐということが一番流れをつくる上で大事かなと思うので」

―自身の投球に関して

「まずは自分の表現したいパフォーマンスというのをまず一番最初に出せるか。その上で打たれることもあると思いますけど、それはそれとして切り替えて次の打者、次の打者というふうに切り替えられればいいかなと思ってます」

―自信を持って打線と対戦

「対戦相手のチーム、今まで対戦してきたチームもそうですし、本当に素晴らしいチームが多かったですけど、それ以上に自分たちのチームに対して自信もあるし、本当にチームの絆というかそういうものにみんな自信を持っていると思うので。それを試合の中で表現できればいいんじゃないかなと思います」

―対ブルージェイズ打線

「やっぱり勢いが今一番あると思いますし、その上でもちろん実力も素晴らしいチームだと思うので。初戦がカナダでありますけど、逆に言えばそこで勝って、うちとしてはいい形でLAに戻るというのが最高の試合なんじゃないかなと思ってます」

―昨年のWSでは負傷

「それは本当に楽しみにしてますし、去年は正直チームのみんなと一緒に飛んでこられなかったので。病院から一人で来たりとか、本当の意味で全てを味わったわけではないので。そこも含めて今年また新たな経験かなと思います」

―去年との心境の違い

「1戦目は特には変わらないですかね。途中でちょっとけがをしてしまったので、正直あとの3戦とかはあんまり覚えてないというか。裏に帰って治療してまた出てみたいな感じだったので、あんまりゲーム自体をゆっくりというかディフェンスを見る時間もなかったですし。そういう意味ではあんまり味わえてなかったかなと思うので、そこはまた違うのかなと思います」

―前のシリーズで自分のスイングが見つかった

「シーズン中もそうですけど、いい状態を保つ、悪い状態を直すというのはすごく難しいことではあるので。なおかつゲームが今回1週間ぐらい空いてますし、それをどの程度1戦目の1打席目から発揮できるのかなというのは自分の中でもまた挑戦かなとは思ってます」

―屋外フリーは

「今日もやる予定ではいるので、外でしか確認できないようなことを外でしっかり。あんまりシーズン中は必要なかったですけど、試合も少ないのでそういうところは確認したいなと思ってます」

―何を確認

「内緒ですね」

―シーズン終盤から追い込まれてからコンパクトに

「長打力に関してはどちらかというといい角度で上がるかどうかの問題だとは思うので。

そこさえ維持できていればあとはいい確率でコンタクトできればそれだけチャンスが増える感じかなと思います」

―リーグ優勝決定シリーズMVPトロフィーをクラブハウスに置いた理由は

「ちょっとストーリーがあったので。ちょっと今話すと長いですけど、結局のところはいろいろあってあそこに置きました。(誰のアイデア?)それも含めてですね」

―対戦するなら投打どっちの自分と対戦したい

「うーん、どうでしょう。投手を見てみたいなとは。今の感覚では思ってます」

―花巻東の後輩の佐々木麟太郎がNPBドラフトで指名を受けた

「本当に本人の気持ち次第じゃないかなと思うので。本人がこうなりたいという道を選ぶのが一番じゃないかなと思いますし、その上でいろんな人たちのアドバイスがあるとは思いますけど、最終的には自分の気持ちというのが一番大事かなと思います」

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