巨人の大勢投手(26)が24日、ドラフト2位で指名された早大・田和廉投手と変則右腕コンビで高め合うことを誓った。

 田和はサイドに近いスリークオーターからスライダーなど完成度の高い変化球を操る最速152キロ右腕。

ドラフト直後には「右のサイド気味ということで大勢選手にいろいろお話を聞きたい。あのような速いストレートをどうやったら放れるか」と語っていた。田和の“弟子入り志願”を伝え聞くと「僕も今年全然速くなかった。田和廉くんと一緒に誰か球速い人を探して、一緒に聞こうかなと思います」と最速160キロ直球に磨きをかける意欲を示した。

 4年目の今季はクローザーから8回に主戦場を移し62試合に登板。8勝4敗46ホールドで、最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した。ドラフトで指名された選手から名前が挙がることに「そういうところで名前が出るのはちょっと恥ずかしいので、僕ももっと頑張らなあかんなと思います」と気を引き締めた。

 この日はG球場でWBCの公式球を用いてブルペン入り。違いを感じながらも「軸をぶらさずに、自分のフォームとか、そこで合わせていきたい」。11月15、16日に東京Dで行われる侍ジャパン強化試合・韓国戦も控える。先輩としてかっこいい姿を見せる。(臼井 恭香)

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