◆米大リーグ ワールドシリーズ第1戦 ブルージェイズ―ドジャース(24日、カナダ・オンタリオ州トロント=ロジャーズセンター)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が24日(日本時間25日)、ワールドシリーズ第1戦の敵地・ブルージェイズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、9点を追う7回1死一塁の4打席目に、2試合連続となる2ラン本塁打を放った。ワールドシリーズ(WS)は2度目の出場だが、6試合目の出場で自身初アーチとなった。

 記念球を手にしたのは右翼スタンドで観戦していたカナダ・トロント在住のサージェント・ホプトンさん(26)。自慢げにボールを掲げていたホプトンさんは「とてもうれしいです! 大谷翔平選手と日本の文化と日本の野球を心から尊敬しています。このボールは大事な思い出にするよ!大谷は特別だからね」と、ブルージェイズの大量リードもあいまって満足そうだった。

 2―11と9点を追う7回1死一塁の4打席目。4番手右腕・フィッシャーの5球目の低めのカーブをすくい上げるようにはじき返すと、打球角度41度で高々と上がった打球は右翼席の最前列に飛び込んだ。敵地は一瞬にして静まりかえり、大谷はいつもよりもかなり速いスピードで笑顔もなくダイヤモンドを1周した。

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