◆第104回全国高校サッカー選手権静岡県大会▽決勝トーナメント1回戦 清水桜が丘2―0清水東(26日、裾野市運動公園陸上競技場)

 清水桜が丘(旧清水商)が、清水東との「清水ダービー」を2―0で制した。

 ともに全国優勝経験のある実力校同士。

桜が丘がFW田中莉安(3年)を中心にゴールに迫れば、清水東もパスをつないで両サイドから攻め上がる。

 そんな緊迫した0―0の均衡を、桜が丘のMF望月聖(こうき、3年)が破った。後半26分、MF平馬(へいま)将生(3年)の右からのクロスに頭を合わせて先制だ。

 直後に清水東のFW白川翔主将(3年)にミドルシュートを打たれたが、ポストを直撃。ピンチを脱すると、今度は桜が丘の平馬がダメ押しゴールを奪い、勝負を決めた。

 同じ県ユースAリーグに所属し、成績は1勝1敗。だが直近(9月)の対戦は清水東に4―0で敗れていた。そこで大塚智紀監督は「ボールに寄せる」など守備の意識を徹底させた。左足第三中足骨の疲労骨折で1か月半、戦列を離れていたDF村上太郎主将(3年)の先発復帰も大きかった。最終ラインの要は「前半を無失点で抑えたことで、流れが来た」と振り返った。

 11月3日の準々決勝では静岡学園とぶつかる。昨年は0―3で敗れており、「絶対に負けられない」と村上主将。

望月も「カウンターで得点を狙う」と必勝を誓っていた。

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