イニエスタは697試合で1度もレッドカードの提示をうけたことがない photo/Getty Images
フェアプレイを貫く名選手たち
サッカー選手であればキャリアの中で1度や2度、意図しない状況でも退場処分を受けることがあるだろう。選手生活が長ければなおさらだ。
そんなフェアプレイを貫くスター選手7名を『PRIME NEWS GHANA』が紹介している。その中にはJリーグに関係のあるレジェンドも名を連ねた。
・アンドレス・イニエスタ
まずは現在ヴィッセル神戸に所属するスペインのレジェンドだ。ここまでキャリア通算697試合に出場しレッドカードはゼロ。一方でイエローカードは通算62枚と年間平均3.4枚ほど貰っている。ポゼッション率が高く、守備機会が他チームに比べ少ないバルセロナに在籍していたのがこの結果につながったか。
・カリム・ベンゼマ
ベンゼマは2009年にレアル・マドリードに加入以降、コンスタントに得点を記録し今ではレアルで通算222ゴールを挙げている。警告も通算13回と少なく、カードトラブルの心配がないFWは監督にとっては非常にありがたい存在だろう。
・ラウール・ゴンザレス
かつてレアル・マドリードなどで活躍し“スペインの至宝”と呼ばれたラウール。17歳でプロデビューし得点を量産したレジェンドも退場処分をうけた経験がない。キャリア通算385ゴールの秘訣は無駄な欠場がないことなのかもしれない。
・ダミアン・ダフ
チェルシーなどで活躍したアイルランドのレジェンド。通算71ゴール72アシストとバランスの取れた成績を残し、一時は世界最高峰のサイドアタッカーと呼ばれたのがダフだ。レッドカードを貰ったことがないのは、人の悪口を言わないとされた優しさも関係しているのだろうか。
・ジョアン・モウチーニョ
今季昇格組ながらプレミアでここまで7位と躍進するウォルバーハンプトンに所属するポルトガル代表MF。レッドカードがないとはいえ、イエローカードは通算85枚と今回の選手の中ではやや多い。しかし、警告を受けても退場処分にまでは至らないリスク管理はさすがといえるだろう。
・フィリップ・ラーム
長きにわたってバイエルンのキャプテンを務めたラーム。彼は現役時代に守備的MFも経験したが、主にサイドバックとして活躍した選手。DFを務めながらも退場処分を受けたことがないというのは驚きだ。同時に、真面目でこれぞキャプテンという振舞いを見せたラームならと納得できる人も多いだろう。
・ガリー・リネカー
最後に紹介されたのはかつてJリーグ・名古屋グランパスでもプレイしたリネカー。
いずれも欧州では名の知れたレジェンドたち。そのプレイはサッカーファンなら誰もが知っているだろうが、このデータは初耳という人が多いのではないだろうか。この中でイニエスタ、ベンゼマ、モウチーニョはいまだ現役の選手。次に彼らの試合を見るときはこういった観点から楽しむのも1つの手だろう。