巨人にドラフト1位指名された鷺宮製作所の竹丸和幸投手(23)が27日、「長野久義ロード」を歩むことを誓った。28日から社会人野球の日本選手権(京セラD)が開幕。
竹丸はりりしい表情で真っすぐに前を向き、決意表明した。28日に開幕する社会人・日本選手権の注目選手として会見に出席。鷺宮製作所の顔として壇上に上がった。最速152キロの直球にチェンジアップが武器のサウスポーは、巨人からドラフト1位指名を受けて迎える集大成の大会に向け、「会社に恩返しをして、しっかり優勝して良い形でプロに入っていけるように頑張りたい」と燃える思いを口にした。
大先輩・長野のように、同大会での活躍を弾みにプロの世界に飛び込む。「優勝旗をチームに残したい」と、まずは鷺宮製作所に置き土産を残す。プロでの目標は「10年間、活躍すること」。その理想を、同じ足跡をたどりながら体現したのが、惜しまれつつ今季限りで現役を引退した長野だ。
日大、ホンダを経て、09年ドラフト1位で巨人に指名された。
各球種のクオリティーや制球力にも定評がある即戦力。先発候補に位置づける阿部監督の期待に呼応するように、「まずはローテーションに入るのが目標ですね」と掲げた。1年目からプロに順応して結果を出した長野同様、新人王の期待もかかり、「もちろん取れる分には取りたい」と意欲を見せた。
日本選手権初戦は28日の東海理化戦。鷺宮製作所では「試合をつくる力が一番伸びました」と明かし、「調子にかかわらず試合をつくれること(が長所)なので、今大会もそれを継続してやっていきたい」と強調した。全国のG党からも注目される大会に向け、「しっかりまずは抑えて『こういう選手が入ってくるんだぞ』っていうのを見てもらえるように頑張りたい」と表情を引き締めた竹丸。社会人最後の大会で改めて実力を示し、来季は新人王争いに加わる。(水上 智恵)
◆長野久義の社会人最終年とプロ1年目 ホンダ最終年の09年都市対抗では5試合で19打数11安打、3打点、1本塁打。打率5割7分9厘で首位打者に輝き、13年ぶり2度目の日本一に貢献した。
◆竹丸 和幸(たけまる・かずゆき)2002年2月26日、広島市生まれ。23歳。崇徳では2年秋に初めてベンチ入り。3年夏は背番号10。城西大では2年春に2部リーグデビュー。4年秋に1部に昇格して3勝1敗、防御率1・52(リーグ2位)。鷺宮製作所では今年3月のJABA東京大会で初優勝に貢献。










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