巨人は28日、桑田真澄2軍監督(57)の退団を発表した。球団は若手が伸び悩んだことを理由に同ポストから外す方針を伝え、フロント入りを打診したが、本人は1軍が優勝を逃した責任として固辞した。
21年に巨人に復帰してからの5年間、温かいご声援をありがとうございました。今季は1軍が優勝することができず、若手の育成が思うように進んでいない責任を取り、退団を決断しました。常にベストを尽くしてきたので悔いはありませんが、今後は選手たちの活躍を見守るしかできないのが心残りです。
球団にはいろいろな勉強をさせてもらい、野球人として成長できたことを感謝しています。巨人は歴史のある球団であり、良き伝統、良き文化を継承する責任があります。23年にファーム総監督に就任して以降、中長期的な視点で組織文化や仕組み作りに取り組めたのは大きなやりがいでした。
日々のチーム運営ではミーティングや面談、勉強会の文化を根付かせ、プロの感覚と客観的なデータを組み合わせた技術指導を目指してきました。常に「学び、挑戦する組織」を目標にして、首脳陣にも勉強やスキルアップを求めました。最初は戸惑ったと思いますが、今季は監督の僕が動く前からみんなが自発的に行動する組織になりました。選手はもちろん、コーチ陣やスタッフの成長も大きな喜びでした。
選手には「失敗を恐れずに挑戦する」「プロフェッショナルとは」「自主性と個別性」といった言葉を語りかけてきました。そうしたメッセージが一つでも彼らの中に残り、成長の糧になってくれたらうれしいです。彼らを共に支えたコーチ陣、スタッフに心から感謝したいです。
これまでの野球人生を振り返ると毎日が真剣勝負の世界で、重圧や厳しさ、時には恐怖心と向き合いながら全力で戦ってきました。僕は人生のステージごとに目標を持って生きてきたのですが、実は60歳までしか人生設計をしていませんでした。ですから明日からは少しゆっくりと過ごしてエネルギーを充電して、今後の人生を考える時間にしたいと思います。
最後になりますが、巨人はやはり日本の野球界をリードする使命を持った球団です。これからもグローバルな視点を持って、スピード感のある組織とチーム運営で前に進んで欲しいと願っています。










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